2010年01月21日

【寒蛙(かんがえる)と六鼠(むちゅう)】論説委員・長辻象平(産経新聞)

 ■能と古武術と宇宙開発

 地球暦2010年を迎えた。今年は、宇宙開発の世界で大きな変化と出来事が次々起きる。

 その第1は、国際宇宙ステーション(ISS)の完成だ。1998年から宇宙での建設が始まったISSは、今年の秋に全部の組み立てが完了する。世界15カ国が参加した計画だ。開始から12年。ついにサッカー場ほどの巨大構造物の細部までが出来上がる。

 ISSの中枢部を構成する日本の実験棟「きぼう」は、昨年7月に完成しており、12月末から野口聡一宇宙飛行士が滞在中だ。

 野口さんは、今年の初日の出をISSから眺め、元日を宇宙で迎えた最初の日本人となった。

 3月には、山崎直子宇宙飛行士がスペースシャトルでISSに行き、野口さんに合流する。2人の日本人の同時宇宙滞在も初めてのことである。常時、日本人が宇宙にいるのが普通のことであるという時代の始まりだ。

 だが、このスペースシャトルもISSの組み立て完了を機に、今秋引退する見通しだ。それが第2の大変化である。世界の宇宙開発の象徴的存在であったシャトルが30年の歴史に幕を下ろす。

 シャトルの引退後、人を乗せられるのはソユーズ宇宙船のみになる。米国も日本もロシアに頼まなければ、宇宙飛行士をISSに送れない。今後5年間はロシアの独壇場という状況が続くだろう。

 宇宙船として、ソユーズとスペースシャトルは、対照的なシステムだった。使い捨てと再使用という方式の差もさることながら、シャトルには航空機の、ソユーズには潜水艦の技術思想があったともいわれる。現にソユーズ宇宙船は潜望鏡を装備している。

 ともあれ、ソユーズは1967年に登場して以来、基本的な構造を変えていない。旧式なのだが、技術は熟成し、それが強みになっている。その「コンスタントな打ち上げ能力」には、米国が常々一目を置いてきた。

 価格も安い。最近のシャトルは老朽化による機体の補修費用が膨らんで1回の打ち上げに850億円前後を要しているが、ソユーズは60億円ほどしかかからない。

 結果として、1961年のガガーリンの有人飛行によって始まった宇宙開発競争の50年レースを走りきったのは、旧ソ連・ロシアのシステムだったのだ。

 宇宙開発にかぎらず、国際競争や協力の舞台において意味を持ち、評価されるのは、独自性であろう。各国が独自の文化に根ざした技術を持つことは、開発力の多様性にもつながる。

 現在、宇宙に滞在中の野口さんは、古武術家の甲野善紀さんに技の基本を学ぶなどして日本の伝統文化を身に付けている。地上とは勝手の異なる無重量空間で、困難な組み立て作業を手堅くこなす高度な技術は、古武術や能の所作に支えられたものなのだ。米露の宇宙飛行士を瞠目(どうもく)させている。

 独自技術の重要性ということでは、日本が開発し、昨年デビューした無人宇宙貨物船「HTV」も価値ある存在だ。日本の考案した新たなドッキング方式で、ISSに食料や資材を届ける。

 小惑星探査機「はやぶさ」もすごい。7年に近い過酷な宇宙の長旅で満身創痍(そうい)になりながら、そのつど立ち直り、けなげに6月の地球帰還を目指している。これも独自技術の醍醐味(だいごみ)だ。

 金星探査機「あかつき」も5月の出発準備を急いでいる。

 宇宙で文化と個性の輝きが求められる時代である。

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<訃報>ミッキー安川さん76歳=タレント(毎日新聞)

 ミッキー安川さん76歳(みっきー・やすかわ<本名・安川實=やすかわ・みのる>タレント)18日、肺炎のため死去。葬儀は未定。

 横浜市生まれ。高校卒業後渡米し、さまざまなアルバイトをした後に帰国。貿易会社勤務を経て日劇ミュージックホールでコメディアンとしてデビューした。その後、俳優や司会、ルポライターとして活動する一方、ラジオパーソナリティーとして多くの番組を担当した。09年12月下旬、体調不良を訴えて入院。ラジオ日本「ミッキー安川のずばり勝負」などの出演番組は長男のマット安川さんが代役を務めていた。61年に書いた自叙伝「ふうらい坊留学記」はベストセラーになった。

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2010年01月20日

<センター試験>インフル対策万全? 予備校、会場ピリピリ(毎日新聞)

 16日から大学入試センター試験が始まり、受験シーズンが本番を迎える。受験生にとって、今年は試験対策と並んで新型インフルエンザの感染も心配の種。予備校や試験会場の大学は、前例のない感染対策に神経をとがらせている。

 大手予備校の代々木ゼミナールは、現役生も受講できるセンター試験の直前対策14講座(1月8〜14日)を、希望者に限りインターネット上で受けられるようにした。予備校でも同じ講義を受けられるが、ウイルスに感染しやすい人込みを避けて自宅などで受講できるのが利点だ。

 全国ですでに1000人が希望するなど好評という。背景には、ほとんどの自治体で浪人生への予防接種が遅れていることがある。同ゼミナールの担当者は「高校3年生の中には、(感染しているかもしれない)浪人生と長時間、机を並べての受講を心配する声もある」と指摘する。

 キャンパスがセンター試験会場となる大学側も、対策を講じている。約5500人が受験予定の東京大は、新型インフルエンザの感染が疑われる受験生だけを集める部屋を用意した。一般会場とは別棟で100人以上が収容できる広さという。

 大学入試センターは「感染者のマスクからウイルスが飛散して感染が広がる恐れがある」として、使用済みマスクを入れるビニール袋を試験会場に持参するよう受験生に呼びかけている。

 受験生が宿泊するホテルも、対策を打ち出してPRしている。京都国際ホテル(京都市)は、人込みを避けるため、当日の朝に試験会場へタクシーで送迎するサービスを実施する。京都大や同志社大など近隣の会場に限るが、入試のある2月下旬はすでに予約でいっぱいだという。【内橋寿明】

 ◇国公立大の8割、追試験実施の予定

 新型インフルエンザに感染した受験生への特例措置を検討している大学も多く、旺文社の調査では国公立大の8割以上が追試験を実施する予定だ。受験機会が複数ある私立大は他の日程への振り替えで対応するケースが多かった。

 昨年11月中旬から12月中旬にかけて、すべての国公立大と、09年度入試の志願者数が全国150位以内か医学部がある私大にアンケートし、計242大学から回答を得た。

 その結果、国公立大は前後期とも8割強が追試を実施する予定と回答。実施日は本試験の1週間後が多かった。私大は他日程への振り替えが45%で、追試が33%。検定料の返還に応じる私大も31%あり、全く措置を講じないと答えた私大は15%だった。また、申請には大学への「電話連絡」と「診断書提出」を求めると答えた大学が大半だった。【井上俊樹】

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